明治より金物加工を生業とする
建築物の外装材製造メーカー
金属製外装材の製造及び
鉄鋼二次製品の卸業
カネブンの歴史は古く、明治初期に創業者の文七が商人の娘と駆け落ちをした時に始まります。
家庭金物販売として創業以来、桑名の地で100年以上に渡り脈々と金属加工業を営み続けて来ました。
現在は、建築物の金属製外装材の製造及び、建築板金工事に特化した鉄鋼二次製品(住宅の外壁・備品等)の卸業を行っており、住宅の外壁、雨樋、樋受け、スレート(屋根)及びそれらに付随する止め具、金具等を板金店に販売しています。
創業者の文七から五代続く弊社は、130年ほどの歴史を持っていると推測されます。三代目信次郎の時に有限会社化しており、有限会社と株式会社で67期(2018年2月現在)続いています。
創業時は一説によると刀鍛冶で、明治の廃刀令以後に鍋・釜・包丁などの家庭金物を商い始めたのが起源とされています。先代が建築資材の既成品を扱い始め、継ぐと脆くなってしまう既成サイズではなく一枚物が欲しいと言う需要から現在の外装材製造へとつながりました。
弊社では、技術だけでなくサービス面でお客様のニーズに限りなくお応え出来るように努めています。例えば納品後に破損などの偶発的なトラブルが起こった際、その日中に仕事を終えたいお客様へ追加部品一枚だけを、素早いリードタイムで配達します。また、ご注文を受ける際には、顧客の要望に出来るだけ寄り添った商品を成型出来るよう、私達は日々学び続けています。人と同じ物を作っていて、会社が残って行く事はないと思っていますから、「出来る事」に関してはなるべく応えようと思っています。
法の上にあるべき商道徳と商慣例
狡をしない事こそが信頼を作る
常々従業員に、狡をするなと伝えています。法に触れる事は論外ですが、法に触れないグレーな部分で行動する事が私は狡だと思っています。
私どもは作ったものを売ると言う商売をしていますが、商法が一番上にあるとは思っていません。法律よりも上に、商道徳・商慣例があるべきだと思っています。
例えば交差点で、双方どちらかが止まってくれるだろうと考えて車同士がぶつかったとします。「お前が止まれよ」「いやいやお前が」と諍いが発生し、それを道路交通法が裁くわけです。
しかしそうではなくて、本来日本人が持っている道徳と言うものを持ち合わせ「お先にどうぞ」と道を譲り合えば、こう言う事は起こり得ません。
商法に照らして違反していないからと、いらぬ考えを持つのではなく、商道徳と商慣例を重視し、それは本当に他人に胸を張って言えるか、と言った事を考えながら営業をさせて頂いております。
狡をすれば罰が来る。罰が与えられていないからこそ、私は今もここで仕事をしていられるのだと思います。
特に今の時代、ユーザー側が極端に強い傾向があります。例えば我々の仕入先に、同じ様に上から物を言えばいいのかと言うと、それは違うと思います。
他所が90円だから80円に値切れと、うちは15%持っていくと決まっていると、仕入先や下請け業者にそのような事をやっている会社は沢山あります。当然価格交渉はしますが、一方的なクライアントのニーズだけを押し付けるのは違う。それぞれの折衝でお互いの按分出来るよう、売る側も買う側も納得出来る事が大事だと捉えています。
失敗を叱責せず自ら行動させる
自由な社風で自発的に考える大切さ
この業界はトップダウンですべてが画一化している会社か、そうではない会社に二分されます。弊社は後者に入ります。弊社では、事象に上限と下限を設定し、その中で各々が自由に考えるます。「会社の方針で出来ない」と言ったケースが極力無いようにしています。そのため、「どうしたら良いか」と言う質問には、「どうすれば出来ると思うか?」と返すようにしています。
人から言われた事だけをやって、結果が悪かった時に「こう言われたから」という結論にならないよう、個々が考えて仕事をする事を第一義としているからです。ガイドラインは作りますが、その範疇で自分の考えで行動していくと言う事です。
自発的に考えさせる代わりに、失敗した事を怒る事はありません。ヒューマンエラーは必ず出るものです。
不注意で間違えた事は伝えてもらいますが、幾ら損失が出たなどと責める事はありません。ただし、やる前に確認したのかをしっかりと問い、二度三度あった時は叱ります。
目標は桑名から全国へ
機械化出来ないユニークな製品づくりを
今は買ってきたものを加工して限られた建築板金業の得意先に売る、あくまでも流通を行っていると認識しています。製造はしていますが、弊社だけが出来るものではなくて同業者はどこでも出来るものです。
今後は特定の得意先ではなく、一般上市して欲しいと言われる不特定の方に販売出来るようなものを目指しています。ただし建築板金業の方になるとは思いますが。
例えばネットを介するなどして、他社が作れないものを日本全国にお届けするような事も考えています。
この業界は出来るだけ人が携わらずに機械で大量生産をしてコストを下げるというパワーゲームになりがちですが、弊社は逆に職人の手を使わなければ出来ないような製品をいかに作るかという事を掘り下げていきます。
株式会社カネブン 代表取締役 中島 年隆
- 水色【自社便配達】
特約店のみ運賃不要 - 黄色【自社便配達】
運賃必要(その都度お見積り) - それ以外【運送会社チャーター便】
社名 | 株式会社カネブン |
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所在地 |
〒511-0836 三重県桑名市大字江場529番地 |
連絡先 |
TEL 0594(22)5442 TEL 0594(22)5225 (経) FAX 0594(22)5469 ※施工に関するお問い合わせは、お近くの工事店様にお願いします。
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役員構成 |
代表取締役 中島 年隆 専務取締役 中島 正信 取締役 黒田 孝治 取締役 西原 靖晴 |
設立 | 昭和22年5月 |
資本金 | 3,000万円(平成29年5月現在) |
総売上 | 1,539,795千円(令和5年5月現在) |
従業員数 | 23名(令和5年5月現在) |
建築業許可 | 三重県知事(般-17)第18203号 |
事業内容 | 鉄鋼二次製品卸 |
主要取引先 |
ビルトマテリアル(株) 月星商事(株) JFE商事鉄鋼建材(株) 片山鉄建(株) 淀鋼商事(株) |
取引銀行 |
三菱UFJ銀行 桑名支店 当座210040 大垣共立銀行 桑名支店 当座2766 百五銀行 桑名支店 当座28788 三十三銀行 桑名中央支店 当座50204 |
支払条件 |
20日締 翌月10日支払 1000万円以下 指定口座振込 1000万円超 月末起算60日 電子記録債権支払 |
- 明治35年
- 桑名市三崎通にて家庭金物販売を生業とする
金文金物店創業
創業者 中島文七 - 昭和23年
- 桑名市寿町に店舗移転
- 昭和25年
- 法人 有限会社金文商店に改称
- 昭和32年
- 桑名市有楽町に店舗移転
- 昭和37年
- 桑名市相生町に倉庫新設
- 昭和43年
- 桑名市殿町に店舗移転
- 昭和44年
- 桑名市殿町に倉庫新設
- 昭和45年
- 桑名市相生町倉庫にて建材の加工開始
- 昭和**年
- 桑名市本町に加工工場新設
- 昭和56年
- 株式会社カネブンに改称
- 昭和58年
- 桑名市江場に加工工場新設
- 昭和63年
- 桑名市江場に加工工場敷地拡張
- 平成24年
- 愛知県清須市朝日貝塚に倉庫新設
- 平成25年
- 桑名市江場に加工工場隣地に本社移転